最近Xtrfyなどのソフトウェアを介さないデバイスに興味を持ちまして、マウスとヘッドセットとキーボードを変更してみました。
で、XtrfyのH1ヘッドセットをネットで購入して、PCで快適にゲームプレイを楽しんでます。PS4でも使ってみたんですが、PS4で使用する場合は結構注意すべきところがあると思ったのでまとめます。
(1)付属のサウンドカードをPS4で使用すると、なんか音が小さい気がする。(2019.12月現在)
Xtrfy H1は、ヘッドセット本体に加え、本来なら5,000円で別売りされているSC1というサウンドカードも同梱していてお得な製品となっている。
なので、Xtrfy H1を使う場合には、サウンドカードを使用してUSB接続する方法と、サウンドカードを使用せずにそのままプラグで接続する方法がある。
このサウンドカードは細かい設定は出来ないが、繋ぐだけでプロの音の設定に近付く事が出来るという製品。PCで使用すると確かにお手軽に高音質なゲーミングを楽しめる。
通常の場合、せっかくサウンドカードが付属してるんだから、PS4にUSBで接続しよう!と思うことだろう。しかし、このサウンドカードを使用して接続するとPS4では音量が小さくなる。音が小さくて聞こえない、というようなレベルではないのだが、FPS等の音が重要なゲームを実際にプレイしてみると音の距離や方向といった定位が掴みにくい。ただしこの意見はネット上に少ないのであくまでも個人的な感想として読んでください。
(PCでこのサウンドカードを使う分には特に問題なく、お手軽な値段で、使う時も繋ぐだけで上質な音で楽しめる良い製品です。)
RPG等のFPS以外のゲームやる分には問題ないですが、そもそもそれならこの製品に興味持ってないでしょう。PS4の本体設定などで音量調整して最大にしてもそんなに変わらない。なので使えない事もないけど個人的には微妙かなーと思い、次はあえてサウンドカードを使用せずにコントローラーに接続すると…
(2)純正のデュアルショック4以外に繋ぐと相性によってはマイクの音質が悪い
NACONを愛用しているので、NACON Unlimitedに直接繋いでみたところ、サウンドカードを介してないので音量自体の小ささは問題ないレベルになったものの、代わりにマイクの音質がすごく劣化した。
これはフレンドとかにもハッキリと言われるレベルで劣化してしまう。で、試しにデュアルショック4にヘッドセットを繋いでみると、この場合は問題なくマイクの音声は聞き取れるレベルになる。要するにNACONのようなデュアルショック4以外のコントローラーだと相性が悪い場合にマイクの音質が劣化する可能性があるという事です。
つまり、Xtrfy H1をPS4で使いたい場合は、
1、FPSなどをする場合、PS4で付属のサウンドカードを使用すると音量が小さく定位が掴みにくい(個人的感想)
2、純正のコントローラー以外では相性次第でマイクの音質が悪くなるかもしれない
事を理解した上で購入した方が良い。
また、解決策としては、
・付属のサウンドカードの代わりにPS4対応のMIX AMPとかに繋いでUSB接続する(オススメ)
これなら音量も調整出来るので問題なく、マイクの音質劣化も無くなる。PS4でサウンドカードが使えない代わりに細かい設定をしてヘッドセットの良さを最大限に引き出す事も出来るだろう。実際にASTROのMIX AMP(2019年モデル)に繋いで使用しているが、ヘッドセットの音質、音量、マイクの音質共に全く問題なく上質な音でゲームがプレイ出来ている。USB接続をする形なのでマイクの音質劣化が起きずコントローラーの制限を受けない。
・付属のサウンドカードを使用せず、純正のコントローラーを使用する
この場合は確認済みで、マイクの音質の劣化は感じなかった。SC1を繋がないので音量の小ささも気にならなくなる。純正コントローラーを使ってる人なら問題なくプレイ出来そうな感じはある。ただし、サウンドカードを使った方が音質は良いはずなので、せっかく同梱されているものが使えず何となく損した気分になる。
・付属のサウンドカードは使用せず、コントローラーは純正以外の好きな物を使い、マイク音声はH1のマイクとは別の物で入力する
こちらの場合も音量がやけに小さくなる問題もなく、マイクの音声も恐らく問題ないはず(試したわけではないですが)。ただし、付属のサウンドカードに加えてマイクまで使わないので結構損した気分になる。
以上です。
付属のサウンドカードが別売りで5,000円くらいで売られてるから同梱されててラッキー!と思って買ったのに、PS4ではこのサウンドカードを使うとなんか音量が小さくて定位が分かりにくい(2019年12月現在の個人的感想)ので、PS4で使う為だけに買った人はXtrfy H1の値段22,000円のうち5,000円分を損した気持ちになります。個人的にはPCで使う為に買ったので全く問題ないですが。
色んなゲーミングデバイスの記事でも言ってますが、必要な人と必要でない人がいる可能性がある物は、別売り又はオプションで追加販売して、本体価格自体を下げることで、幅広い層の人に選択肢に入れてもらった方が良いと思う。
今回の場合で言うと、ヘッドセットが欲しくて探してる人がこの製品を見つけた場合、
(1)H1には興味あるけどサウンドカードは持ってるから要らない
(2)H1ってサウンドカードも付いてるしお得じゃん、ラッキー!
(3)サウンドカード付いてて22,000円なら本来の値段は17,000円相当だと仮定して、それならば22,000円くらいの価格でヘッドセット単品の製品を探してみよう。
とか人によって色んな意見があると思うんですが、
例えば(1)H1には興味あるけどサウンドカードは持ってるから要らない→この時点でこの層の人たちは何となく5,000円損した気分になるので多くの人が選択肢から外れる。しかも、そもそもH1くらいの価格帯の製品のターゲット層はゲームにある程度お金をかける層なわけで、既にそういったデバイスを持ってる可能性も高いはず。つまり、メインのターゲット層の数を自ら損失してしまってることになります。この構図は企業とユーザーお互いにとってマイナスですよね。
現在マウスやヘッドセットなどXtrfyの製品に変えまくっていて、全部気に入っているので今後もリピートする確率が高いので、たくさんの人に選択肢に入れてもらって、良質な製品をこれからも世に送り出してほしいところです。