2021年9月30日に配信開始されたUnsightedをXBOX GAME PASSでプレイ。
steam、PS、switchでも配信中。お値段2,050円。
Unsightedはアンドロイドと人間との戦争で廃墟となったArcadiaを冒険するアクションRPG。
アンドロイド達は、自我を保つ為に必要な意識の源となるAnimaの枯渇に直面している。体内のAnimaが無くなれば仲間たちは自我を失ったUNSIGHTEDとなり、暴走してしまう。プレイヤーは主人公Almaとしてこの危機を救うべく立ち上がる。
ゲームの基本は「戦闘あり、謎解きパズルあり」のゼルダなんかに近い感触。剣や斧、銃やグレネードなど様々な装備を使用する事が可能。経験値やレベルといったシステムは無く、敵を倒して入手する通貨によって武器をアップグレードするか、もしくは自分自身にチップを付けて強化していく。
ショップで取引できるNPCなどの協力的な仲間達には残存時間が設定されていて、ゲーム内の時間が経過しAnimaが尽きるとそのキャラクターはUNSIGHTEDになってしまうのが特徴的。
時間は画面右上で確認出来る。昼夜の概念もあり、夜は暗くなる。結構早めにゲーム内時間が流れるので、序盤なんかは「これクリアまでにアンドロイドほぼ全滅するんちゃうか?」と思ったりするのが楽しい。
探索中に宝箱等から見つかるメテオダストを1つ渡すとNPCの残存時間が24時間延長される。数に限りはあるが生かしたいNPCはメテオダストで延命することも可能。メテオダストを渡すと好感度のようなハートが増えていき、MAXになると報酬もある。
戦闘面などの部分ではソウルライクも結構意識してるようで、パリィや回避のスタミナ管理もわりと重要。適当にローリングで避けてて囲まれると一気に削られてやられたりする。死ぬとお金を落とすので回収に行く必要がある。
パリィはわりとゆるめで、それほどシビアなタイミングを求められないし、タイミングを合わせる事に失敗してもガード状態はゆるく続いているので被弾は避けられる。パリィに成功して敵をスタンさせればクリティカルで強力なダメージを与えられるので積極的に狙っていきたい。
探索面では水を凍らせて足場を作ったりといったように、ゲームの進行と共に出来る事が少し増えていく。
謎解き系のゲームは好みじゃないから基本プレイしないが、このゲームは「んん?」とちょっと考えたくなる程度の程良いパズル要素がちょうど良い。意地悪過ぎるようなものが殆どない。
敵を倒して入手する素材は、装備やアイテムの作成、武器の強化等に使う。設計図を入手していればショップで購入するよりもお得に入手出来る。
チップはスロットに嵌め込んでいく。体力のハートも、チップによって増やしていく。スロットはセーブポイントでお金を払うことで枠を増やすことが出来る。スロットを増やすのがレベルアップみたいな感じ。
セーブポイントとなるターミナル間はテレポートが可能。マップはこんな感じ。ひとつひとつのエリアに名前が付いてるのが良い。
戦闘面も、与ダメ表記はしっかりあるし、回避の無敵時間もある。各アクションのコントローラーへの割り当てもしっかり変更出来るところも好感触で、相当いじってプレイした。
ただ操作に関しては一点だけ、フックを伸ばして移動が出来るフックショットは遠距離武器ではなく違う枠で運用したかった。
足場が悪くなるボス戦などの場合フックショットを多用する事になるのだが、そうなると武器の枠を一つ取られてしまうので近接か遠距離武器のどちらかを装備から外さなければならなくなる。十字キー左右等でフックへの切り替えを実装すべきだと思う。
まあでも2,050円ですからね。2,050円ですよ。クオリティ十分高いです。
個人的には最近やったゲームの中では結構アタリの部類。Animaが切れてNPCがUNSIGHTEDになっていく世界観も好きだし、クリア直前も「さっさとクリアするより、もうちょっと行ってないところ探索しようかなー」と思えるくらいにはハマった。
クリア後には、New Game Extra(主要アイテムの設計図を所持してスタート)やNew Game+(アイテムとステータスを引き継いでスタート)の他に、高難易度もアンロックされて、2周目にタイムアタックなどの実績にチャレンジしやすくなっている。
また、ボスラッシュモードなどもあるのでやり込み派のアクションゲーマーもそれなりに遊べそうだ。