2019年7月25日にsteamでリリースされたIRATUS Lord of the Dead をプレイ中。
攻略記事はコチラ
いつの間にか日本語対応してた。やってみたいけど英語だからなーと思ってたけど一応ウィッシュリストに突っ込んでて良かった。
IRATUS(イラトゥス)Lord of the Deadは、千年の封印から解放されたネクロマンサーとなって闇の勢力を作り出しながら戦うローグライクRPG。
人間やドワーフなど、普通のゲームだったら味方になるような人達が敵である本作。それらの敵を戦闘で倒し、その死骸を部品としてミニオンを作成して戦わせていく。
戦闘など全体的にダーケストダンジョン風。ダーケストダンジョンとは逆に敵にストレスを与えて錯乱させたりそのままストレスダメージで倒したり出来るのが面白い。ビジュアルは癖があるが個人的には好き。
難易度は4段階で、上から2つは下位難易度でクリアしないと開放されない。
ゲーム立ち上げるとこんな感じ。
ハードコア戦術ローグライクゲーム、いいですねー。こういうの見るだけでワクワクする。
ゲームの流れとしては、
拠点でミニオンの作成や墓地(施設)の拡張→マップから次のマス目のイベントへ(戦闘や宝箱、回復など)→繰り返しながらダンジョン奥のボスまでたどり着いて撃破したら次のダンジョンっていう感じ。
現時点(2019年12月)では3マップ実装されていて、今後さらに2マップ追加される模様。
マップとかはSlay the Spireみたいな感じだけど、ミニオンの作成や施設拡張などダーケストダンジョン的な要素にそれなりに時間がかかるので1周1時間くらいの冒険を死にながら繰り返し遊ぶタイプではなくて、1周に数時間以上かかるタイプのゲーム。
Slay the Spire の戦闘がダーケストダンジョンなんじゃなくて、ダーケストダンジョンの探索部分がSlay the Spireのマップに置き換わってるって感じ。なので1プレイに時間もかかるし、Slay the Spireみたいにランダム性が強くて繰り返し遊ぶ事自体を楽しめるローグライクというよりも、高難易度のクリアを目指す過程をローグライクに楽しむゲーム。という印象を現時点では受けてます。
前述したように戦闘はダーケストダンジョン風。自キャラのポジションによって使えるスキルや攻撃範囲などが異なり、自キャラや敵キャラの移動を駆使して戦う。また、画面下部中央の青いマナが溜まっていればプレイヤーであるイラトゥス自身も能動的に戦闘中に呪文を使って敵にダメージ等を与えることもできるのが特徴。
敵のHPバーの下の紫色がストレスのバーで、どちらも体力的な要素として機能している。敵の構成やHP、防御力の数値等を見て、HPとストレスのどちらにダメージを与えて効率的に敵を倒すかといった戦略を考えてPTを組むことも重要となる。ストレスはダーケストダンジョンと違って自軍には関係ない。
ストレスでダメージを与えていくと敵にデバフが付く事が多いので有用ではあるが、逆に強化されることもあったり、ストレスダメージを与えて削り切ってもトドメで死ぬかどうかは確率だったりするので(チュートリアルでは即時に死に至ると書いてあるが死なない)、低難易度では普通にHPにダメージを与えて行った方が手っ取り早いことも多い。ストレスでトドメを刺す確率を上げるアーティファクトとかもあるので、そういうのゲットしたらストレス構成に切り替えたりとか。そういうローグライク的なPT構成の変化も一応楽しめる。
他にはブロックの存在も戦闘面で重要な要素となっており、ブロックのあるキャラクターはその回数だけ完全に攻撃を無効化してしまう。なので、直接攻撃でブロックを剥ぐのか、ブロック無効の攻撃を使うのか、イラトゥスの呪文で剥いでしまうか、また、ブロックを付与する敵を優先的に倒したりなどの戦術も必要だ。
戦闘が終了すると画像のように報酬画面が表示され、ミニオンやイラトゥスへの経験値、拠点建設の材料、そしてアーティファクトや、敵の死骸から得る事が出来た部品などが入手出来る。
部品は、骨・生肉・心臓・血・鎧などで、拠点でこれらを使い戦闘で使役するミニオンを作り出す事が出来る。現在作成出来るミニオンの種類は18種類程で、特定の条件をゲーム内で達成する事で新しい種類のミニオンを作る事が可能になる。
これらの部品にはレア度があり、レア度の高い部品を使ってミニオンを作るとステータスにボーナスが付く。
また、拠点で錬金術を駆使して同じ部品を組み合わせてレア度の高い部品を自分で作り出す事も可能だ。
アンコモン(緑)・レア(青)・レジェンド(紫)と部品のレア度が上がるにつれて同じ種類のミニオンでも強力なミニオンが作れる。
部品に付与されたステータス上昇効果はランダムなので、思わぬ組み合わせで強いミニオンが誕生する事もあるかもしれない。ちなみに、レア度の低い部品で作ったミニオンも、あとからステータス画面で部品を入れ替える事でアップグレード出来る。
戦闘で死亡したミニオンは完全にロストするが、部品さえ揃っていれば作成出来るし、脳というアイテムを使ってレベルを一気にあげることも出来るので補充はそれなりに出来る。
しかしそれを上回るペースでミニオンが死んでいく事も多々ある。特に、敵が準備期間を経て繰り出してくるスタンスの攻撃は強力で、一撃でミニオンを破壊するものまである。なので、スタンスを遮るという効果のあるスキルを持っているミニオンを用意しておきたい。
ミニオンは部品での強化の他に、レベルアップによって得たポイントでスキルを強化する事も可能。2種類あるスキルの強化先を選ぶことでスキルの効果が変わると共に上昇するステータスも変わる。
ミニオンが戦闘で消耗した体力は、控えに回す事でも回復するが、難易度が上がるとその回復量も減ってくるし、拠点の施設を有効活用してPTを効率的に回したい。
拠点の墓地に行くと、施設拡張が出来る。施設は体力を回復する霊安室や、経験値を得る事が出来る闘技場など様々で、施設を建設しスロットを拡張していく事で枠が増えていく。建設や拡張の為にはそのスロットに書いてあるミニオンを生贄にする必要がある。レベル1で構わないので部品から作成して生贄にし建設・拡張していく。
スロットに入れておく事で部品やアーティファクトを見つけてくる施設もあるので、戦闘に参加させるミニオン以外にも施設を運用する為のミニオンも作成しておくと有利になる。
あとはイラトゥス自身のスキルツリーもあって、ポイントを振る事で呪文を覚えたり、戦闘面以外でも様々な恩恵を受ける事が出来る。この辺を色々試しながら毎回違ったプレイをしていけるのかなーという感じ。
ゲーム全体を通して、アーリーアクセスながらしっかりまとまっている印象。
ローグライクとしては前述したように1プレイが長めで、スキルの強化先やイラトゥスのスキルツリー、作成するミニオン等もプレイヤー自身が選ぶことが出来るので、ランダム性を楽しみながら繰り返し遊ぶというよりも、高難易度の攻略に向けてプレイヤーの中で定石を見つけながら繰り返しチャレンジしていくといったゲーム性。
ローグライクがどうこうというよりもダーケストダンジョンっぽい戦闘のゲームをやりたい人にオススメ出来る。
個人的にはアンデッド軍団を作って戦闘っていうだけでも楽しい。高難易度をどうやって攻略しようか?と頭を悩ませるのも楽しい。今後のアップデートにも期待。