ターン制RPG Sin Slayersをプレイしてみた。Switch。

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2020年10月8日にリリースされたSin Slayersをプレイ。

お値段2,500円。なんとセールで250円で購入。Switch版でのプレイです。

ググるとXBOXでもプレイ出来る模様。PSは発売ナシなのかな。

Sin Slayersはターン制RPG。ゲーム説明にはローグライク風とあるが、はっきり言ってローグライク感はそんなにない。

入る度にダンジョンが変わるが、死んでもペナルティは無いし、街にも戻れる。アイテムも持ち帰れるし経験値もそのまま。システムが独特なターン制RPGのつもりでプレイした方が良い。

海外製だが日本語は有り。クエストを受注したりと、それなりに会話あります。スーファミみたいな絵は嫌いじゃないですね。

プレイヤーは教会を拠点とし、探索に出かける事となる。鍛冶屋やクエストを受けられるNPCが存在し、クエストをこなす事で仲間になったり経験値をもらえたりする。

パーティに加えられるキャラクターは3人まで。それぞれ装備出来るアイテムや使えるスキルが違うので、自分好みの組み合わせを試しながら探索に出てみよう。

教会を出るとこのようなマップ画面に。探索したいエリアを選択してある程度好きな順番で攻略を進めていける。

探索中はこんな感じ。マス目で区切られたフィールド上の地点を指定すれば一行がその地点に進む。

一寸先は闇…敵がいるマス目に当たれば戦闘開始。それ以外のイベントが始まるマス目も複数存在する。

最終的にはフィールド上からボスのいるマスを見つけ出し、倒せばステージクリアとなる。その他にもクエストを受けられるNPC等も存在する他、教会で受注したクエストの目的も果たすため、探索をしっかり進めたいところではある。

このように簡単なイベントが発生するマスも複数存在する。アイテムを入手したり罠が発動したりとプレイヤーに有利にも不利にも働く可能性がある。また、これらのマス目で選択した内容によって罪の値が変動する。

罪深さは画面中央上部のゲージで確認出来る。罪のゲージが上がっていくと敵の強さが上がったりと攻略の難易度が上がる。基本的に宝箱を開けたり、アイテムを入手出来るような選択肢を取ると難易度が上がる仕様。ただ、敵のレベルが少し上がるくらいなのでそこまで気にしすぎる必要もないし、罪を下げる選択肢も複数存在するので上がってしまっても下げることは可能。

戦闘はターン制で、素早いキャラクターから順に行動していく事となる。

MPの概念は無く、毎ターン溜まっていく憤怒というポイントを使ってスキルを使用する。なので連発は出来ない。一部キャラに憤怒を付与するスキル等も存在するのでそれらをうまく活用すれば戦いが楽になる。

また、HPの他に装甲ゲージがあり、これが0になるまで基本的にはHP自体は減らない。装甲の値は戦闘終了後に回復するので、装甲値が高い方が回復アイテムの節約になる。

戦闘はわりと雑魚戦も長引きがち。(特に序盤)人によってはテンポが悪いと感じるかもしれない。

スキルツリーも存在する。一般的なスキルポイントを使用してスキルをアンロックするのではなく、アイテムを使って習得していくタイプ。スキルツリーの最終部分以外まではわりと簡単に手に入る。

キャラクターによっては選択したスキルで結構性能に影響が出るので、色々と試してみると面白い。

また、戦闘前や戦闘時以外のみに発動出来るスキルもあり、キャラクターによっては非常に強力なものとなっている。それらのスキルの再使用は、未踏破部分を進んだ数によってチャージされていくので毎回使うことは出来ない仕様となっている。マップ終盤になれば踏破するマスが残っていないのでボスに取っておきたい。

ボスを倒すと強力な装備品を落としたり。

装備できるのは武器と防具1種類ずつ。見た目は変わらない。また、装備品のアイテム数もそこまで多くはない。

クラフトシステムも有り。回復や探索に役立つアイテムの他に装備品も作成可能。

生肉と水っぽいもので魚が出来るのか…

パーティに加入するキャラクターはどんどん増えていくので独自の構成を楽しめる。

ざっと紹介するとこんな感じで、様々な要素が盛り込まれたちょっとしたRPGとして認識してもらえたかと思う。

しかしながら、オススメ出来ない部分もそれなりにある。

まず、ロードが長い。こんな軽そうなゲームでなぜか1.2GBあるし、ゲームを立ち上げてタイトル画面に行くまでになぜか40秒程の長いロードを挟む。若干億劫になる。

また、UIや操作も非常に直感的でなく、触り心地が悪い。ここまで操作性が悪いゲームも珍しい。

移動の操作はスティック、戦闘時のスキル選択はL・Rボタン、インベントリは十字キーなどと使い分けが意味不明で、なぜか十字キーをあまり使うことができない。しかもインベントリ画面でアイテム欄の次のページに移動する時にわざわざページ数の横の矢印までカーソルを移動させてクリックする必要がある。こんなのL・Rボタンでいいでしょ。VRのコントローラー持ってRPGしてる感じ。分かります?

あと、探索時の移動もスティックでマス目を選ぶのだが、なぜか、しょっちゅうカーソルが行方不明になる。普通ならカーソルにカメラが追従するはずだが、カメラはそのままなので手探りで自分の場所にカーソルを戻すしかない。なので一度メニューを開いてまた戻るといった手間を挟んでカーソルを手元に戻したりする。

探索面でも不満はある。そもそも自分が歩いたマス以外は真っ暗で何も見えないので、完全に運任せになる。スキルを使ってようやくハテナが表示されて何かがあることが分かる程度だ。しかもこのスキルは連発出来ない。

つまり、「あそこまで行けば回復ポイントがある」だとか、「余裕がないから戦闘は避けたい」だとかいう攻略の駆け引きが存在しない。ただ手探りで真っ暗闇を塗りつぶしていく。戦闘が始まるかもしれないのでHPは常に回復。回復ポイントがあっても体力満タンだから意味ナシ。不親切なUIも含め、昔ながらのゲームが好きなマッパーの人にはもしかすると刺さるかもしれないが。

イベントや戦闘のうまみも中盤以降薄れてくるので、無視してさっさとボス倒したい。でもマス目塗りつぶさないとどこにボスがいるか分からない。あ、また戦闘かよ、あ、罠食らった。こんな感じ。こんな感じが好きな人なら良いかも。ちなみに自分は嫌いじゃない。でも操作性の問題等があるので他人にオススメはあまり出来ない。あと定価2,500円はちょっと高いですね。せめて1,800円、いや、980円くらいかな…。

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