2021年3月12日にsteamで配信開始されたPascal’s Wagerをプレイ。
お値段2,050円。
本作は元々2020年にスマホで発売されていたゲームのようで、その追加コンテンツなどが全部入りされてディフィニティブエディションとしてPC版のリリースとなった模様。グラフィック等、様々な面でもパワーアップしているとの事。アプリ版は110万本売れたって凄い。
一言で言えばソウルライクゲーである本作。でもよくある2Dの絵が動くソウルライクじゃなくてしっかり作りこんでありそうなので興味が湧いて購入。
開発は中国の会社らしい。稀に翻訳がおかしい場所もあるが、日本語に対応。サブクエスト追えるし、選択肢とかがしっかり選べて安心。
ストーリーは最初から専門用語全開で分かりにくいが、本家ダクソもわけ分からないけど面白いので特に気にしない。ざっくり言うとダークな世界で渋いおじさん騎士が嫁さんを探している。そんな感じ。世界観的にはダクソとブラボが混ざった感じ。
グラフィックは元がスマホゲーという事もあってか、若干ぼやーっとしている感じはあるが、プレイしてるとそこまで気にならない。
マップの雰囲気やデザインも悪くない。
他のソウルライクゲームとの違いは、キャラ変更可能な点とスキルツリーのシステム。
攻略中にも十字キー上で操作キャラクターを変更する事が可能で、それぞれのキャラクターに武器や能力の違いがしっかりあるので、連れていくキャラによってそれなりに攻略の幅が広がる。
死亡すると片方のキャラとその場で交代となるので実質1回までは死ねる感じ。エスト瓶となる回復アイテムもそれぞれのキャラ毎に本数が振り分けられているので、うまくキャラを使い分けていきたい。
スキルツリーは戦技を覚えたり、ステータスを向上したり、回復薬の効果を高めたりと様々。最初は単純な攻撃しかできないが、育ってくるとそれなりに技を使いこなせるようになってくる。スキルツリーの育成に必要な穢れ石は探索中などに見つかるのでしっかり探索したい。
篝火のような心のオアシスとなる「祭壇」では、敵を倒して手に入れた骨を利用したレベルアップや回復アイテムの製造等の他に、戦利品という各種ステータスアップのアクセサリーのようなものの錬金も出来る。
レベルアップによる通常のステ振りも可能。しかしキャラによっては明らかに割り振る意味がない項目があるので、自分好みの成長という点では自由度は低い。そもそも武器や防具といった装備アイテムは無いので、単純に火力や体力、スタミナなどを好みで伸ばしていく感じ。
肝心の戦闘部分、アクション自体の動きはスタイリッシュでわりと良い感じだが、硬直が長めな攻撃が多く、回避に繋がらない攻撃を連発してしまうとあっという間にボコられる。なので戦闘では敵の行動をしっかり見極めて戦う事が求められる。
スキルツリーで回避後の攻撃とか、色々とアンロックするだけでもわりと変わってくる。
敵の体力ゲージの下にあるバーを削りきると、敵がダウンして「処刑」することが出来る。必殺ではないが大きなダメージを与えることが出来るのでしっかり狙っていきたい。
もう一つシステムとして紹介しておきたいのが「理性」の値で、敵と戦闘していると体力ゲージの横にある理性が減っていき、異常状態になってしまう。異常状態になった時にどう変化するかはキャラクターによって違う。(おじさん騎士の場合だと最大HPが減少する代わりに攻撃力アップ)
特にボス戦中に理性が尽きると「崩壊」という状態になって、ボスが強くなる。なので理性の薬を戦闘中に定期的に飲む必要がある。このシステムは人によっては面倒かなーと思う。ただ、ゲームの雰囲気としてはアリですね。
わりとNPCから依頼を受けたりとかもあって、ストーリーとこんがらがって来たりするが、メニューから確認も出来る。
マップ上に商人とかもいる。ユニークなアイテムを売ってたり、ポーションのレシピを売ってたり。骨(金)が足りない…
トカゲに囲まれてボコられるノーウッド。結構死ねます。キャラデザが魅力的。
このゲーム、ダッシュも無いんだけどなぜかあんまり気にならない。もちろん走って逃げたい場面も多いけど。
なんか適当にソウルライクやりたい人には良いかも。現在プレイ時間10時間くらい。プレイ1時間くらいで嫌になったりはしなかった。
steamのレビューではBAD多いけど、それなりに遊べてます。死ぬのが好きなんだろうなぁ…。