2021年1月22日に配信開始されたHome Behind2をプレイ。
お値段¥1,520。steamで購入。
Home Behind2は独裁者アカドゥラの統治下にあるスカリアで、革命軍の遊撃隊を勝利に導くローグライクゲーム。アーリーアクセス時点でのプレイ感想。なおアプデは頻繁に行われている。
日本語アリ。稀に未翻訳の部分も見受けられるが問題なくプレイできるレベル。特にメインシナリオとなる部分ではしっかりと翻訳されている印象。
ゲームの基本的な流れは、拠点で準備→マップから次の地点を選択→探索&戦闘と繰り返しながら進めていく感じ。1周の時間が長いタイプのローグライクゲームで、マップで次の地点を選択すると言っても1度通った地点に戻ることも可能。
ローグライクと言い切るのも違う気がするような、色んな要素を詰め込んだけどどれかに似てるって感じでもなくてこのゲーム独自のプレイ感。リソース管理や運営が好きな人に合いそう。
メインとなる探索パートでは、プレイヤー好みに編成したパーティーで左から右に1本道を進んでいき戦闘やイベントをこなしていく。
道中でハイライトされたオブジェクトからは資源を獲得出来る。
特に食糧などの補給品は重要で、パーティーメンバーのHP回復や、隊員への配給にも必要な資源。
戦闘はターン制ではなくリアルタイムに進行する。スペースキーを押すか画面中央下の一時停止ボタンを押す事で自由に一時停止して戦略を練り、キャラに個別に指示を出す事が可能。基本攻撃はオートで行われ、その他のスキルの使用はオートかプレイヤーが手動で行うかを選択できる。ホームビハインド2には様々な兵種が存在し、それぞれに使えるスキルや得意武器などの特徴を持つ。
2種類のスキルはクールダウンさえ終わればいつでも再使用出来て、MPのような概念は無い。戦闘中にキャラ毎に士気ゲージが溜まっていき、MAXになると強力なスキルを使う事が出来る。
攻撃スキルの他にも、味方にシールド付与するようなバフや回復等、スキルの使用タイミングは大事なので出来ればオートでなく手動で戦闘したい。任せても良いが、スキルの使用タイミングは溜まったら即使用なのでほぼ効率的では無くなる。それと基本攻撃を与える敵は選択できないので、倒したい敵を先に潰すという意味でも攻撃スキルは手動で使っていきたい。
クールダウンが終わる度に一時停止してスキルを使ったり、味方が負傷したら回復したりと忙しく操作しているとなんとなく楽しい。この辺、ダーケストダンジョンみたいな戦闘をイメージしてると全然違うので動画とか見てみた方が良いかも。ただ、動画で見るよりは実際にやった方が楽しめるタイプの戦闘。
手描き風のグラフィックも良い感じでそれなりに動くのだが、戦闘中に普通に持った体勢で銃の先から弾が出てる感じは勿体ない。敵の膝らへんを執拗に撃たなくても…戦闘中にはしっかりサイトをのぞき込んでいるような絵を使って欲しいところ。
イベントは進んでいくと様々なものに出会う。例えば上記画像の場面では、孤立した傭兵に対して勧誘して部隊に加える・みかじめ料を恐喝する・盗むといった中から選択する事が出来る。
様々なイベントで隊員を増やすことが出来る。それぞれにレアリティがあり、☆5のキャラだとステータスに付与できるポイントを多く所持している。スキルも職種によって違うので最初は色んな職種を試すのが楽しい。
探索中のイベントではそれぞれの選択肢を選んだあと、簡単なルーレットが始まり、緑の部分で止まれば成功、濃い緑なら大成功で余分に物資がもらえたり、赤で止まれば失敗となりダメージなどのデメリットが。成功確率は各選択肢の横に表記してあるパーティメンバーのステータスに依存するため、出来るだけ多様性のあるメンバーでパーティーを構成した方が道中の様々なイベントでの選択肢の成功確率が上がる。
今回の場合は82%だったのでほぼ成功しそうな感じ。こんな感じでイベントや戦闘をこなしながら資源を集めたりするのが探索パート。
このルーレットで淡々と資源を獲得していく探索パートを作業と感じるか、それとも探索や戦闘をこなし効率よく資源を獲得することに対して喜びを感じるかはプレイヤーの好みが分かれるところだろう。ほとんどの行動でXPを獲得出来るので、無駄な事が少なく、個人的には嫌いじゃないタイプ。
探索が終われば報酬画面を経て拠点へ。道中に入手した資源やアイテムのリザルトが見れる。
探索後に注意してチェックしておきたいのが、各キャラクターの負傷状態。
キャラクターは戦闘での敵からの攻撃や探索中の罠・イベントの失敗等により、感染・外傷・骨折といった負傷を蓄積していく。
負傷するとその分体力の上限が減ってしまい、補給品を使っても回復しなくなってしまう。なので拠点に戻ったらまずは、次の探索に連れていくキャラクターの負傷を回復してあげよう。負傷の回復には医薬品が有効で、道中にある包帯や薬品をそのまま使用するよりも拠点の医務室で薬品を合成して薬剤を作った方が効率が良い。
薬品が無い場合も医務室で治療に専念させる事が出来るが、その場合は補給品に加えて回復まで戦線離脱する事になるので、強いキャラクターに連戦させるためにも薬品はこのゲームにおける重要なリソースとなる。
あとは指揮センターで隊員を派遣に行かせたり、料理で次戦へのバフを付与したり、スロットを回したりと拠点で出来ることは多岐にわたる。
派遣いいよね。こういうのみんな好き。
他にも鋳造工場で、入手したレアなアイテムの強化をしたり。
探索で入手した資源はこういった強化の他に、各施設のレベルアップにも使用する。
行商人との取引も出来る。
こちらがマップ画面。緑が踏破済みのエリア。赤の!マークが次のメインクエストで、そこに向かっていく事になる。
サブクエストも多数存在し、寄り道も可能だし、戻ることも出来るが、移動には燃料を消費し時間も経過する。
敵の強さが時間と共に強くなっていくため、ダラダラとすべてをこなしていては敵が強くなり過ぎてしまう、といった感じで難易度の調整がされている模様。
サブクエは拠点の施設である衛星電話を使って各派閥のクエストを受けたり出来る。各派閥のレベルを上げるとメリットがある。
移動中には車両でのバトルも。また、トラックも部品を入手してカスタマイズしたり、拠点で資源を使ってアップグレードしたりといった要素もある。
ローグライク的な周回要素としては、プレイしていると溜まっていく革命遺産というポイントを使って、次周以降のゲーム開始時に初期からポイントや物資、選べる職種なんかを増やせる。2周目以降のプレイで役立ちそうだ。
しかし、いかんせん1周のプレイが長くなりがちなので、詰んでまた最初から始める時とかにモチベ保てるかなという思いはある。序盤でなんか詰みそうな気配がしたらさっさとこのポイントを使って最初からやり直すのが良いのかもしれない。
ざっと書くだけでも紹介するのが大変なくらい色んな要素がぶち込まれているのだが、最終的には探索時のルーレットの感じや戦闘に馴染めるかといった部分で評価が分かれそうな作品。個人的には結構じわじわハマっている。
steamのレビューも「非常に好評」と高い評価を得ているし、レビューしている人のプレイ時間もそれなりに長い。
何よりも1500円程の低価格である事と、まだアーリーアクセスだが頻繁なアプデに期待できそうな事がポイント高い。
気になった人はとりあえずウィッシュリストに入れていいだろう。個人的には値段以上には遊べている。
今後にさらに期待したい。